インプラントと入れ歯、それぞれの特徴
歯を補う治療にはインプラント・入れ歯・ブリッジがあります。ブリッジは補える歯の本数が限られていますが、インプラントと入れ歯は全ての歯を補うことができます。
多くの歯を補う際には、インプラントと入れ歯のどちらかを選択しなくてはなりません。それぞれの特徴を知って、最善の治療を受けましょう。
インプラントの特徴
- 構造が天然歯に似ている
- 長持ちしやすい
- 外科処置が必要
- 全身疾患があると治療が難しい
- よく噛むことができる
入れ歯の特徴
- 短期間で治療が可能
- 保険が適用のものもある
- 口に合わないと痛みや違和感を伴う
- 部分入れ歯の場合は他の歯に負担がかかる
インプラントと 入れ歯の違い |
インプラント | 入れ歯 |
---|---|---|
適応症 |
健康な歯肉、 または歯周病が治療済みの場合 全身疾患がない場合 20代以上の場合 |
ほとんどの場合に適応可能 |
治療方法 | 手術を伴う | 手術の必要がない |
治療期間 | 数か月間を要する | 数回の通院を要する |
保険適用 | 不可 | 可 |
手入れ | 歯磨き、定期検診 |
専用のブラシで磨く 洗浄剤に浸す |
注意点 | ケアをしないと インプラント周囲炎になる |
調整をしないと口に合わない |
審美性 | 自然な歯のように見える | 保険適用の場合は分かりやすい |
隣の歯への影響 | 特にない | 部分入れ歯であれば、 隣の歯にクラスプをかける |
対応している医院 | 比較的少ない | 比較的多い |
咬合力 | 比較的強い | 比較的弱い |