インプラント治療を行うのは歯周病を治してから
インプラントは人工物ですので、むし歯にも歯周病にもかからないというイメージがあるかもしれません。確かに、インプラント治療で用いる人工歯根と人工歯はむし歯菌が出す酸で溶かされることはありません。しかし、歯周病の影響は受けます。なぜならば、歯周病原細菌は歯肉を含む歯周組織を溶かす細菌であり、インプラントと大いに関係しているためです。
インプラントは歯槽骨によって支えられるため、歯周組織の病気があると治療ができません。そのため、治療の前にまずは歯周病をしっかりと治す必要があります。
お口全体の歯周病治療が大事
インプラント治療を行うには、歯周病治療が肝心だとご説明しましたが、これはインプラント治療を行う部位だけではありません。他の歯肉の部分にも歯周病の症状が見られるようであれば、お口全体の治療が必要です。歯周病は細菌が発症の原因となるため、一箇所を治療しただけでは再発のリスクがあるのです。
歯石を取って歯肉の炎症を治したとしても、日ごろのケアが不十分だといずれまた再発するのが歯周病です。可能な限り状態を改善させて、初めてインプラント治療が可能になります。
歯がないままだと噛み合わせがずれ、治療に影響も
歯周病が進行し、重度となると歯が自然と抜け落ちることがあります。そうなってもまだ「歯医者が怖い」、「時間がない」などの理由で歯科受診をしない方が時々いらっしゃいます。しかし、歯の欠損は放置すると面倒な状態になりますので、早めに治療をしましょう。
どうなってしまうかというと、空いた隙間に歯が倒れこんできたり、噛み合わせの歯が伸びてきたりしてしまうのです。すると、歯並びが崩れ、噛み合わせの治療が必要になるほか、インプラントを埋める場所も判断しにくくなるなど、難しい症例となってしまいます。
歯周病を進行させないように定期的に歯医者を受診することが一番大事ですが、もしも歯が抜けてしまったら直ちに山田歯科成瀬クリニックにお越しください。
歯周病治療とインプラントは信頼できる歯科医院で
重度の歯周病に罹った歯を抜歯するかどうかの判断基準は歯科医師によって異なることがあります。再生療法が得意な歯科医師であれば、歯を抜かない判断をするでしょうし、インプラント治療が得意な歯科医師は抜歯をお勧めするかもしれません。しかし、大事なことはどの場合も、信頼できる歯科医院で治療を受けることです。
インプラント治療が進歩してきたとは言え、やはりよく噛める天然の歯には適いません。治療が可能ならば、ご自分の歯を治療してもらうことがいいでしょう。もちろん、もしも抜歯以外に道がないのであれば、インプラント治療か入れ歯を検討することになります。
山田歯科では歯周病治療もインプラント・入れ歯治療も得意としています。今までの数々の実績によって培った技術を以って最適の治療を選択いたします。
